2016-02-24 第190回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
このグラフは、縦軸が長期金利から短期金利を引いた長短スプレッド、横軸が政府の債務状況でございますが、国際的に見ると、大体一本の均衡線の上に並んでくる。今、日本は、日銀が大胆な金融緩和をやって、かなり実力より金利を抑えている状況でございますが、長いスパンで見ると、やはり、しっかりと財政の規律を守っていかないと、この線上に日本が来てしまうリスクというのが一定程度存在するということでございます。
このグラフは、縦軸が長期金利から短期金利を引いた長短スプレッド、横軸が政府の債務状況でございますが、国際的に見ると、大体一本の均衡線の上に並んでくる。今、日本は、日銀が大胆な金融緩和をやって、かなり実力より金利を抑えている状況でございますが、長いスパンで見ると、やはり、しっかりと財政の規律を守っていかないと、この線上に日本が来てしまうリスクというのが一定程度存在するということでございます。
まず、左上のグラフがイギリスの一九三〇年代の事例、右上のグラフがアメリカの一九七〇年代の事例でございますが、いずれも、経常収支の赤字化が視野に入ってきますと、海外から資金を呼び寄せる必要が出てきますので、長短スプレッド、長期金利と短期金利の差が拡大するような形で、かなり国債の暴落のようなことが起きている。
加えて、金融環境が変化して長短スプレッドが縮小した場合は利益全体がゼロになる可能性がある、そのようなことも骨格経営試算では御承知のとおりお示しさせていただいているところでございます。
これは、数値的にどのぐらいの利益になるかということも含めてお示しをさせていただいておりますが、非常に大ざっぱに言いまして、骨格経営試算では、新規の業務をやれないような状況、公社という制約のもとでやれないという状況では、これが半分程度になる、さらには、金融環境がさらに変化して、今の長短スプレッド一・三%が過去平均の一%ぐらいに縮まるということがそれに加わりますと、公社全体の利益がほとんどなくなってしまう
長短スプレッド一%の場合の収益は幾らか。郵政民営化準備室で、民営化後十年間の民営化四会社の収益水準を見積もるという試算を行っております。
長短スプレッド一%という厳しい金融環境になった場合の数字を示していただきたい。
骨格経営試算によれば、長短スプレッドが過去平均の一・〇%と想定して、なおかつ新事業を何も行わなかったと仮定した場合、それで、郵便銀行が民営化した場合と公社のままの場合で二〇一六年度の収益はどうなりますか、こういう質問だと思うんですね。それをお答えいただけますか。
次に、私は、長短スプレッド一%の場合の試算で、郵便貯金銀行の二〇一六年の利益ということを前回お聞きをして、六百億円の赤字になるというふうにお答えになりました。 配付資料の一を、最初のページを見ていただきたいんですが、この配付資料で、これは準備室の資料ですけれども、二〇一七年以降の試算の前提が右側に示されております。
長短スプレッド一%、過去平均一%で試算しているわけでしょう。一%の試算を出せばいいんじゃないですか。これは縮小するんですか、今後五年間は。
民営化された郵貯銀行、それと公社の収益を比較してみたいと思うんですが、まず確かめたいのは、長短スプレッドが一%の場合、骨格経営試算における郵便貯金銀行の二〇一六年の利益試算、これはどうなっていますか。
この一・三%の長短スプレッドが仮に一%になったと仮定しますと、実はそれだけでほとんど公社の収支がとんとん、今は利益を出しておりますけれども、とんとんになってしまう。そういうやはり厳しい金融環境の中にあるというふうに認識しなければいけないと思います。」竹中大臣は、公社の郵貯事業の収益は、長短スプレッド一%という厳しい金融環境になれば収支がとんとんになると言ったわけですね。
この一・三%の長短スプレッドが仮に一%になったと仮定しますと、実はそれだけでほとんど公社の収支がとんとん、今は利益を出しておりますけれども、とんとんになってしまう。そういうやはり厳しい金融環境の中にあるというふうに認識しなければいけないと思います。
先ほど、冒頭で中期経営計画においても先行きは厳しいということを申し上げましたけれども、我々が示した試算でも、今金融部門非常に大きいですけれども、その利ざや、長短スプレッドが今少し高いわけですけれども、過去の平均並みになるだけで、それだけで十年ぐらいで全部の利益が消えてしまう可能性がある、そういう試算も同時に示させていただいているわけでございます。
○国務大臣(竹中平蔵君) その前に一点、先ほど言い忘れましたですけれども、今回の試算では骨格経営試算に加えまして、新たにいろんな新規の業務を行わないと仮定して、さらにその上で、今利ざやが長短スプレッド一・三%ということで長期の平均一%より今高い状況にあるわけですが、それが長期平均の一%にもし今低下した場合、そう仮定したらどうなるかという一種の利ざや縮小ケースについても示しております。
今委員も御指摘になりましたように、今は長短スプレッドが過去の平均から見て高い中で収益が上げられておりますけれども、これが過去の平均並みになるというだけで、実はかなりの収益の悪化が見込まれる、そういうこともシミュレーション等々で示しているわけでございます。 民間でできることは民間で行うということ。